お金は時にただの紙切れ?
お金は大切なもので、世の中の大抵のことはお金で解決できるでしょう。
毎日の生活費や欲しいもの、娯楽や旅行はお金があれば充実した状態になります。
世の中はお金がすべてだと断言してしまう人がいるぐらい貴重なものだと言えます。
しかし、お金は時にただの紙切れになってしまう事実を知っておかなければなりません。
お金を過信していると、意外なタイミングでしっぺ返しを受ける恐れがあるのです。
どんな時にお金の力が通用しなくなるのか、どのように準備しておけば良いかを紹介したいと思います。
災害や緊急時はお金は紙切れ
お金が万能な存在なのは、あくまでも平常時に限った話です。
災害や緊急時にはお金が紙切れになってしまい、まったく役に立たない状態になることもあります。
例えば、食べ物が欲しい時はコンビニやスーパーで買い物をすれば良いでしょう。
ですが、災害時などは食料が入荷されず、どれだけお金を持っていても食べ物を買うことはできません。
このように緊急時においては、お金があっても役に立たない状況があり得るのです。
東日本大震災の時もコンビニに商品が届かず、お金が紙切れのような扱いになっていました。
こうした災害時に得られた教訓としては、お金は役に立つが緊急時はその限りでは無い、ということでしょう。
人との繋がりも大切
近年は隣人付き合いが希薄になり、隣に住んでいる人の顔を見たことが無いケースも珍しくありません。
平常時はそれでも問題が無いかもしれませんが、緊急時に頼れるのは人の繋がりなのです。
災害時に足りないものを補い合ったり、助け合ったりできることは心の支えになるでしょう。
自分のお金を守っているだけでは、災害時につらい思いをするかもしれません。
日頃から近所付き合いを意識するようにしておくと、いざという時に救われるはずです。
お金がただの紙切れになってしまったと仮定して、食べ物や飲み物、日々の生活をシミュレーションすると良いです。
何ができて、何ができないのか認識すればお金の見方が変わるでしょう。
災害時の備蓄をする
お金があれば欲しい物を買えますが、災害時はその限りではありません。
欲しいタイミングで必要な物が買えない不安は想像以上につらいものになるでしょう。
そのため、普段から食べ物や飲み物、生活必需品を備蓄しておくのも重要です。
乾パンや缶詰などを備蓄しておき、万が一の際には近所の人へ分けられるぐらいの余裕を持っておくと理想的でしょう。
お金さえあれば何とかなる、それはあくまでも平常時だけです。
人との繋がりや日々の備蓄など、お金以外にも目を向けてみるようにしてください。